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新 築

木の持つ自然美と癒し

現在、新築工事中のお宅で使用する丸太框。

一般的には製材された角材を使用することが多いのですが、
「木」の良さを活かした住まいづくりを希望される
お施主様のご要望により框に丸太を用いていきます。

角材と異なり、その自然な丸みが何とも
柔らかく優しい印象を与えてくれます。


・・が、施工するのは非常に難しく手間がかがり
大変なんだそうです。

ですが、手がける大工さんも木のことが大好きで、
なかなか扱えるものでもない為、
やりがいのある現場に面白みを感じ、
一生懸命取り組んでいただいております。


画像だとわかりにくいかと思いますが、
丸太の状態だと自然が作り出してくれた木の風合い、
美しさがより伝わってきます。

画像の左側が根本側、右側が梢側です。

日本の建築には昔から色々な俗信があり、
「根南(ねみなみ)根東(ねひがし)」
と言う言葉があるそうです。


これは、木材を横にして使う場合は、
根本側を南や東に向けて使用するといいよという意味だそうで
暗黙のルールとしていい伝わっているそうです。

よく、柱に使用する際は、木が山に生えている状態と
同じように根本側を下、梢側を上にして使い、
その逆の「逆柱(さかさばしら)」
にならないように注意するのと同じです。

日本人は古来より自然を崇敬してきた歴史があります。
その自然に逆らうようなことを忌み嫌い、
自然の摂理に添うことで災いを防ごうという
先人達の知恵でもありますね。

私たち人間も自然の一部ですので、
そんなことを知らなくても、そうやってきちんと
作られたお家にごくごく自然に居心地の良さを
感じるんだなと思います。

この丸太が框となって完成した姿が待ち遠しいです。

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