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FSCについて②「森が危ない」
前回、FSCについて①では、FSC・FSC認証について
ざっくりとお伝えいたしました。
FSC認証を簡単に一言でいえば、
「大切な森を守りながら、利用し続けるための制度」でした。
ではなぜ、こんな制度を作って森を守らなければならないか?
それは猛スピードで、凄まじく、世界の森が無くなっているからです。
どれくらいのスピードで、
どれだけ無くなっているか、
ご存じですか?
答えは 2.2秒ごとにサッカー場1面分の森林が減少 しています。
(2015~2020年の間に平均で年間1020万ha減少/国連食糧農業機関(FAO)の報告)
大事な事なので繰り返します。
2.2秒ごとに
サッカー場1面分
の森林が減少。
秒で、サッカーグランドと同じ広さの森林が無くなっただなんて
とても信じがたいのですが、残念ながら事実です。。
なぜ、こんなにも森が無くなるのでしょうか?
理由は色々ありますが、例えば・・・
・大規模農地などへの土地利用の変更
・森に戻すことができない方法での焼畑農業
・開発途上国の人口増加による、日常生活の燃料となる薪(まき)や炭の使用量の増加
・森林火災
・決められた量や方法を守らない違法伐採
が考えられます。
目先の必要性や利益だけで木を伐ってしまうと
森はどんどん減少してしまいます。
森が無くなると環境、社会、経済に深刻な影響をもたらし
様々な問題を引き起こします。
(現状、森林減少による影響は各地ででています。)
この問題を改善し、森の恵みを長く利用し続けるためには、
適切に森を管理していかなくてはならず、こうした背景からFSC認証が
生まれました。
次回は森林減少によって起こる影響についてお伝えします。
広報担当:足立
参考:FSC® Japan HP・FSC応援PROJECT HP