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SDGs

FSCについて④「森林減少による社会・経済問題」

前回は、森林減少による「環境」問題について
お伝え致しました。

森林が減ってしまうと環境だけでなく
人や社会、経済にも深刻な影響をもたらします。

第4回目となる今回は、
「森林減少による社会・経済問題」について
書かせていただきます。

まずは社会問題から。

昔から世界や日本には森林に生活を依存して
暮らしている人達がたくさんおります。

例えば、東南アジアでは先住民族の許可を得ることなく、
後から入って来た開発業者が自然の森をアブラヤシの
プランテーション(大規模農園)や人工林に変えて
しまい、それによって先住民族の生活の場を失い、
絶滅の危機におちいっている先住民族もあります。

日本でも、それぞれの地域の森で
山菜やきのこを採ったり、伝統行事を行ったり、
貴重な植物が採れる場所として保護していたり
…と、各地でその地ならではの生活・文化が
森林とともに育まれてきた地域がたくさんあります。

そんな地域の慣習を無視して開発が進んだとしたなら
その地域の人々の生活や文化が脅かされます。

次に経済問題。
特に開発途上国で深刻な違法伐採による
世界の経済的損失は毎年約2兆2000億円と言われています。
違法伐採された木材が流通することで木材市場価格が
引き下げられ、その木材の収入や税収の損失といった
形で現れます。

ちょっとここで、FSCとは?そもそも何だったか?を
思い出してみてください。

・・・えっーーと、、、何だっけ?

と忘れてしまった方の為に簡単にお伝えすると。

「大切な森を守りながら、利用し続けるための制度」

でした。

そう!
大切な森を守る(環境面)だけでなく、
利用し続けるために、
働く人や地域の人の生活・文化にかかわる(社会面)
森の恵みを活用し続けるための(経済面)も考えて
定められているものなのです。

そして、大切な森を守りながら、利用し続けるため
10の原則を定めました。


今回お話している内容は原則の「3・4・5」にあたります。
この原則によりFSCは社会や経済にどう貢献しているのでしょう?

次回に続く・・・

広報担当:足立
参考:FSC® Japan HP・FSC応援PROJECT HP

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